社会正義を貫く!?いろいろな人達を描く漫画20点

作品紹介

高校を卒業後、新隊員教育から自衛隊員になるまでの過程を描いた「ライジングサン」の続編です。

Rはレスキューとレンジャーの「R」。
前作同様、驚きと感嘆の連続です。本作を読めば隊員達の本気度に頭が下がる。

この国には脱落者も多数出る尋常じゃない訓練を経て自衛隊員になった人たちに「税金泥棒」だの「役立たず」だの言う人がいるけれど、どの口が言ってんだ？！と思ってしまいます。

自衛隊員になった一年後、中隊に配属された主人公・甲斐一気。もう陸士長です。
新隊のころからの憧れをブラさず、もちろんレンジャーを志望します。

とはいえ、簡単にレンジャー隊員にはなれない現実…。レンジャー訓練に名前が挙がらないと候補にすらなれないのですね。
しかも、訓練参加には資格検査の素養試験があり、ここで1/3が落とされます。
ここを突破してやっと養成訓練に参加できるとのこと。

自衛隊最恐と言われるレンジャーの12週間の養成訓練は今まで以上にハードに間違いなく、死人が出るほどだとか。

無事に資格試験には通った一気だけど、やっとスタート地点でもあり、怖いけれどこれからの展開が楽しみです。

作品紹介

旦那が自衛隊員で、奥様が漫画家。
ミリタリーオタクな腐女子漫画家が、趣味と実益を兼ねてなんと現役エリート自衛官と出会い、ウキウキしているうちに結婚！
なんとアンバランスというかカルチャーギャップ満点なカップル。

そんな謎のカップルの出会いから結婚生活までの険しく（笑）、楽しい道のりがほのぼのと描かれています。

自衛官というと転勤が多々あると聞きます。でも今の時代、パートナーが漫画家であればその点はクリアーですね。
ただし、自衛官の奥さん同士の付き合いが大変そうかな･･･。

本作は二人の生活が描かれている描写の中で、日々の任務で忙しい自衛官である旦那による奥さんへのリスペクトがいい感じです。

そうなるとお互いの職業とか関係なく、二人の人間性が大切ってことだなぁ。

第1巻は結婚式のあれこれ。それでも結構時間のやりくりが大変そうだった。
夫婦ともに忙しい。

なので3巻まで続くとは。素晴らしい。

ちゃんと夫婦になってくると、それなりにほんわかと良い感じ。こんな夫婦ってのもいいもんだなと思わせてくれる素敵な作品でした。

作品紹介

わかってる。これは自衛隊じゃない。無関係。でも軍艦がこれでもかこれでもかと登場すれば、ちょっとアツくなるじゃないですか！

100隻（100人）の艦娘たちのうち、1巻横須賀鎮守府編は、天龍、龍田の他にも伊吹、最上、赤城、夕張、北上、大井などの艦娘が登場。

戦闘色は少ないけれども、帰投や抜錨などの軍事用語が飛び交うほのぼの？とした日常もまたおつなもの。

2013年に始まって2019年まで全23巻！これほど続いたアンソロジーは類を見ない。
ファン層(同士)の厚さこそ癒されると言うもの。

作品紹介

足掛け15年にわたった連載『闇金ウシジマくん』を2019年に完結させた真鍋昌平が送り出す次なるダークヒーローは、弁護士・九条間人(くじょうたいざ)。どうしようもないクズの犯罪者にも弁護士はつく。

九条は裏社会の人間を始め、きな臭い連中の弁護を積極的に引き受けている。酒を飲んだ後にスマホのゲームに気を取られながら運転をしたあげく、轢き逃げをして逃走した半グレ。

本来なら危険運転致死で10年は求刑されるケースだ。しかし九条は遠回しに証拠の隠滅を促し、事情聴取でどう答えるべきかを的確に助言する。「自己保身しか考えていない人間のための弁護は許されるのか？」。

日々ニュースになる胸糞の悪い事件でも同じようなことが数多く起こっている。しかし、道徳上許しがたいことでも依頼人の利益を考えるのが弁護士という仕事なのだ。

『闇金ウシジマくん』同様、さまざまな依頼を通して日本の暗部を抉り出す手法はお見事。オーバーな表現こそあれ、これが現実なのだ。少しずつ明らかになる九条という人間の背景。一体、なぜ彼がこのようなポジションの弁護士となるに至ったのかも興味深い。法とモラルをとことん追求する超問題作から目が離せない。

作品紹介

ひとクセもふたクセもある九頭弁護士が、もつれた人間関係を辛辣な言葉と鋭い洞察力で解決に導きます。豊川悦司主演でドラマ化もされた人気作です。

当巻の白眉は、来年からスタートする裁判員制度をシミュレーションした３話連続の『裁判員といっしょ』。
前の恋人をベランダから突き落として殺した事件の男性被告人を裁判員たちが審理するのですが、被告人は事件そのものについて深くを語ろうとしません。

その状況下でさまざまな証言を聞き、弁護士や検事の追求を見ていちいち揺れ動く裁判員たちの心理描写が絶妙です。この回を読むと、ホントに今のままで裁判員制度のはじめてしまってもよいのだろうかと思わずにはいられません。

なお、盗作騒動でニュースにもなった『蚕食弁護士』のシリーズはこの巻には収録されていません。巻末に「現在係争中のため、解決したら収録します」との一文が記されています。こういうケースは黙殺されてないことになるのが通例だったので、一文だけとはいえきちんと近刊で状況を説明したのは、出版側の潔い態度と言えるでしょう。

作品紹介

弁護士漫画は数々あれど、任せて安心！安定度ピカイチな弁護士が本作『最強の弁護士』の『剣崎 盾』と言う男。

法律なんかほぼ縁が無いパンピーが読んでも「これは無理だろう！」と言う逆境をサラリとあっという間にひっくり返すのだ。
しかも徹底的に。
惚れる。

罠に掛かって助けを求める被害者の状況を見ると、もう本当に見事に罠にはめられている。

凶器に指紋まであれば警察ドラマファンじゃなくても「それをどうひっくり返すの？」と震えざるを得ないのだけど、ちゃんと真犯人は曝かれる。
そして冤罪被害者は救済されるのだ。

悪意を持った他人に本格的にマークされ罠に掛けられると、一般人には冤罪だろうが何だろうが、もうかなりどうしようも無いと思われる。
剣崎はそこから守ってくれるのだ。

こんな弁護士が本当にたくさん居て欲しい。
心から思う。

未読の方は是非読んで欲しい。
ただし、高橋のぼるクオリティでムダに色っぽいのでそこはお約束と思って。（背面注意だからね！？）

作品紹介

女弁護士モノって言うと、お高くて美人で優等生なヒロインが時代の何チャラをバッサバッサと･･･てなお話しを想像しちゃいそうだけど、この漫画は全然違うのです！！

家が貧乏だから「弁護士になれば食いっぱぐれない！」とキャバ嬢バイトで稼ぎながら弁護士になったヒロインの改世 楽子（かいせ らくこ　と読むらしい）ちゃんは、司法改革のおかげで弁護士になれたけど就職先にも苦労し･･･

って所から始まる、庶民的な弁護士楽子のひょろひょろほのぼの弁護士もの。

とは言え、ちゃんとこの漫画には法律監修がビッシとついているから、マジに法的なこともお勉強できちまいます。
人生に問題を抱えている人は必読！

とにかく、人生いろいろ、人間もいろいろってワケで、弁護士さんと関係するなんてことになるかも知れない！
人生のマニュアルとしてもお勧めです。

中盤から恋のお相手が登場しますが、そちらの方も「そうなったかー！」という意外な顛末を迎え、笑えます。

作品紹介

2020年代に突入して以降のSNSは過渡期を迎えたといっていいだろう。捨てアカ＝匿名での誹謗中傷でやりきれない事件が相次ぎ、今まで黙ってやりすごしていた人たちも声をあげるようになった。それでも目立っている人を貶めるような嘘八百を並べ立て、いわゆる“炎上”を起こして楽しむ連中はあとを絶たない。
もし自分が被害にあったら――。「もう我慢ならない！」と思ったときに、どうすればいいのか？　弁護士主人公モノは数あれど、本作は“開示請求”に特化した史上初のマンガだ。

節約レシピ本を出すほどの人気主婦ブロガー・桐原こずえは、風俗掲示板のガセネタ投稿をきっかけに誹謗中傷の的になってしまった。
困り果てた末に弁護士の無料相談会へ。ネット案件に強い保田理（やすだ・おさむ）に事情を話すと、「名誉毀損」で情報開示請求することが可能だという。
だが時間もお金もかかるし、なにより精神面が削られるとの忠告も。それでも相原は情報開示請求を行うことにする。

保田弁護士は横柄な態度で評判は最悪だが、決してお世辞や余計なことを口走らず、本音で対応してくれる。

依頼者に寄り添うのが良い弁護士ではない。「しょせんは他人事」という意識をしっかり持ち、第三者として冷静に淡々と対応しなければ、勝てるものも勝てないからだ。

リアル弁護士の清水陽平が監修につき、最新の開示請求真マニュアルとして、しっかりと機能している点が秀逸。

やっぱり、かなりのお金がかかるのですね。もちろん訴えられたほうだって、超高額を請求されることもある。
ただし、これは決して他人事ではない。
ネットにプライベートをさらすこと、脊髄反射で有名人にネガティブなリプライを送ること。こうした行為によって、あなたも被害者にも加害者にもなりうるのだ。
どうかお気を付けください。

作品紹介

人々の魂を数値化し管理するシビュラシステムにより治安を維持している近未来。刑事たちは犯罪に関する数値〈犯罪係数〉を測定する銃〈ドミネーター〉を手に、罪を犯す前の〈潜在犯〉を裁く――。新たに着任した刑事課一係の新人監視官・慎導 灼（しんどう あらた）と炯（けい）・ミハイル・イグナトフ。彼らは担当する大型輸送ドローン墜落事故に違和感を覚え独自捜査を開始、事故を仕組んだ犯罪者の影に辿り着くが――!?　正義（システム）が統べる世界で真実の在処を求める、TVアニメ第三期コミカライズ(アマゾンより引用-リンクは表紙画像から)

作品紹介

日本最大のタブー“警察”を描く、衝撃のポリス＆クライムストーリー!!　高円寺大樹は美鳥県警中王署の刑事（デカ）。周辺の警察官がサラリーマン化するなか、彼は獅子奮迅の働きをする。時には、無法者あつかいされがちだが、被疑者逮捕への執念は異常なまでに凄まじい。検挙率神話崩壊後の日本、昔、憧れた刑事はどこへ行ってしまったのか!?　警察は堕落したのか、何が真の刑事であるのか!?　「牙の女王編」起の巻！(アマゾンより引用-リンクは表紙画像から)

作品紹介

龍崎イクオと段野竜哉は、最愛の人を亡くした15年前の事件をきっかけに、ある巨大組織に守られた男への復讐を誓う。因縁の男を探し出す為に、そして復讐を果たす為に、龍崎は刑事になり、段野は極道になった。二人が追う男が身を置く巨大な組織、それは……日本の警察機構！　読む者の心を揺さぶる本格ポリス・エンターテイメント、第1巻!!(アマゾンより引用-リンクは表紙画像から)