結婚漫画が描くウェディングとリアルな生活を特集別にまとめて紹介35点(2ページ目)

作品紹介

クールな嫁との新婚生活は、恥ずか“死”必至！　お互い未経験、最後の一線を越えないまま結婚した、育馬と澄花。ひとつ屋根の下、ひとつベッドの中、ピュアなふたりのイチャイチャ攻防戦が幕を開ける。『淫らな青ちゃんは勉強ができない』のカワハラ恋、待望の最新作！　今夜どう誘う？　幸せいっぱい寸止め新婚コメディ！(アマゾンより引用-リンクは表紙画像から)

作品紹介

東京・西荻窪で暮らしている漫画家のナイト―と会社員のミーちゃん。

結婚7年目の夫婦の日常は、平和に過ぎているようでどこか危うさも孕んでいて......。

「一人になると二人を感じる。
よかった まだ わたしたちは他人だ」
というミーちゃんのモノローグがこの作品のすべて。

夫婦になっても、月日を重ねても、決してひとつにはなれない。人の根源的な寂しさを独特のタッチで描いた結婚後を描いた夫婦マンガの金字塔。

作品紹介

ベストセラーとなった『離婚してもいいですか？』を始め、ほのぼの系のタッチで日常を描きつつ、夫婦の、家族の、裏側、二面性を暴く野原広子がミステリーに挑戦。年齢はバラバラながらも仲良くしていた保育園のママ友グループ4人。そのなかの1人が謎の疾走を遂げるところから物語の幕が開ける。残された3人は彼女のことを何も知らなかった？　否、それぞれだけが知っている顔もあった――。

おおらかな性格の春香（30歳）、夫の実家の商売を手伝う世話好きのヨリコ（35歳）、自由奔放に見えて意外と現実的な友子（26歳）、夫と義母と暮らしながら商社でバリバリ働く有紀（32歳）。4人は同じ保育園に4歳の子どもを預けている、いわゆるママ友だ。LINEグループを作って遊びの相談をしたり、日々の雑談を楽しんでいた。

そんなある日、有紀が忽然と姿を消す。いつもきれいにして仕事も続けていて4人のなかでは一番幸せそうに見えた“有紀ちゃん”。「男と逃げた」というウワサが立っているが、春香たちは信じられなかった。やさしくてイケメンの旦那、かわいい息子、育児も家事も全部やってくれる優しい祖母……一見完璧に見える有紀とその家族の仮面が少しずつはがされていく。

本作が面白いのは、ママ友仲間それぞれの視点を通して「有紀像」が立体的になっていくこと。自分が知っている他人など、ほんの一面に過ぎないことを思い知らされる。友達なんていっても、実際はこんなもの。もっといえば有紀自身が友達に語る「有紀像」もまた、自分に都合よくフィルターをかけたものなのだ。ママ友の闇事情をちょっと覗くつもりで読み始めると、人間の恐ろしさを垣間見ることになりますよ！