おすすめ恋愛漫画ならアナタの理想の恋にうっとり♪34作紹介

矢沢あいの代表作にして、国民的少女マンガとなった「NANA」。

普通にオシャレが好きな女の子で夢見る夢子ちゃんな奈々と、地元のロックバンドのボーカルでメジャーデビュー目指しているナナは、ひょんなことから新幹線で出会い、意気投合し共同生活することに。

似ていない２人だけど、意外に相性抜群で、お互いを思いやる感じがやさしく伝わってくる恋と友情に溢れていて微笑ましい感じです。

奈々（通称ハチ（ナナ命名））は、彼氏の章二を追って上京しますが、章二がどんどん幸子に心動いていく様子や、ハチとずれていってしまう状況に胸が痛くなるくらい突き刺さります。

前半は人を愛することに頼り過ぎるハチを中心にリアルでちょっと痛くて、でも純粋な気持が伝わってくる様々な恋模様とメジャーデビュー目指しているナナの音楽活動（ナナの所属するBLACK STONES）が描かれます。そしてナナの恋人の本城蓮との絡みも。

とにかく恋愛描写がリアルで切なくて、表情もセリフも、どのキャラクターも一癖も二癖もありつついい奴らで、何度読み返してもぐっと来るものばかりです。ナナがボーカルであるBLACK STONESがブレイクしていくシーン。その時のナナの表情がとっても素敵です。このシーンを読むたびに一緒にワーっという気持ちにさせてくれます。

そしてナナの恋人の本城蓮が所属するTRAPNESTとの関係なども複雑に絡んでなかなか大人の展開をみせてくれます。中盤から2つのバンドのメンバーたちを交え物語は進みいっきに終盤の展開へなだれ込みます。

ところがここまでで、今は先生が休載中です。（とは言え十分ここまでで楽しめます）
途中からたまに未来のシーンが挿入され、ハチの子どもは出てくるけれど、そこにナナはいなくて...。

ナナはどこにいるのか？何があったのか？分からないまま現代に戻るので、そういった謎も気になるところですが、それよりも今はナナがものすごく辛くて切ない状況なので、ラストのハッピーエンドを願わずにはいられません。

途中状態ではあるのですが、でも本当におすすめです。

関連映像やアナザーストーリーストーリーもたくさん出ています。
それほど皆に愛されている作品です。

20代～30代を中心とした、彼氏がいなかったり離婚経験があったりなど、さまざまな「おひとりさま」女性たちの姿を描く短編集。

作者の描く女性はかわいらしく、その生活スタイルも洒落ており、おひとりさまライフの楽しさも存分に表現しながらも「誰かと暮らすのも悪くないかも？」となにかがほどける瞬間や、「ちゃんとおひとりさまになりきれていなかった」と、依存から離れる決意などを軽やかに描きます。

ひとりでもふたり以上でも、どんな未来も選べる精神的な自立に向けて、やさしく背中を押してくれる作品です。

主人公のスミレは表向きやり手の新聞記者だが、本当の自分を誰にも見せたことがない臆病なところがあるタイプ。

この誰にも知られていない臆病さの反面が災いして優秀であるにも関わらず人間関係であまり上手くいっていない。

上司とモメ（何と殴っちゃった！）左遷され、冷遇され修羅場状態になり、イケメンの青年を拾います。年下。

「イケメンがペットとして自分の家に住み込む」もうこれは働く女性対にある意味最高のシチュエーション！

犬や猫も、もちろん可愛いけれど、男の子だったら料理とか掃除とかしてくれるから嬉しいし、仕事の愚痴などの聞いてくれたり･･･癒やされること間違いなし。

あまりにも女性に美味しい初期設定に日本だけじゃ無く海外でもドラマ化され、超人気作となりました。

未読の方はその人気の秘密を覗き見して下さい！
癒され効果抜群！　絶対に後悔させませんよ！

良いムードになった時の女心への柔軟な対応ができない。

女子が望むいざSEX時のシチュエーション設定のイメージが貧困。

ママの作ってくれた味が最高と言ってしまう。

キスをしようとするとき鼻毛処理をしていないことを発見されてしまう。

お風呂掃除がされてない、いいムードになった時の女心に鈍感。

そんな痛い男達。

だめんずウォーカーのだめんず達とはまた種の違った？ダメ男たちが大活躍！！？

まぁ、いろんなダメ男が登場します。よくもここまでダメ男のバリエーションをそろえてくれました！という感じです。

あえて、いやこれはダメ男じゃ無くて女の方がダメだろう？　というツッコミ部分も混ぜてある構成がまた上手い。

これは自分的にはセーフ、これはないね。いや絶対ダメ。。。
そんな感じでダメ男分類が「弱」「中」「強」に分かれていて楽しめます。

でもこんな男いるの？でもよく考えると実際にいそう。（自分じゃなく、友達の友達ぐらいにはいる感じ？）でもいますねこんな男たち。

この世代の男たちにありがちな特有のあるあるネタが満載。
まぁ、いい悪いは別としてこれは女子会での素敵なネタにもなりそう。
そんな軽い気持ちで楽しんでください。

イケメン風の不倫男にそんな上手い話、福山雅治でもねぇ！のくだりで思わず声を出して笑ってしまいました。
でも人によっては福山だったらいいのでしょうか。

女の本音はいつも変わらず厳しくて同意しちゃう！（笑）

てゆーか抱いてやるは肉体派の男と恋愛に未練を残した女主人公が繰り広げるちょっとエッチなラブコメ漫画。
過去のエッチの失敗のトラウマを取りも戻そうと急転回の⚪⚪いシーンがテンポ良く展開されます。あ

好きな彼氏とだったのに、タイミングが悪く大失敗した初体験のせいで、その後は感じないカラダになってしまった実花。
その後の恋愛もぱっとせず・・・。

そんな実花の前に再びあの時の元凶である元カレ・新が現れる。
それでメデタシ再び恋に？とはならずに、トラウマ克服のためセフレになることに！？
何で？？？女心の微妙さとカラダの関係の複雑さゆえ？？

とにかく、感じないカラダを治すために元カレ練習台にしようとしたものの、実はドS男子に変貌していたからさぁ大変。

そんな新に攻められまくりの実花。
ベッドで、お風呂で、会社のトイレで。。。
はたして「感じないカラダ」の克服はできるのか！
気軽に楽しめる一冊です。

舞台は鎌倉。とある学校の演劇部が中心。
どことなくノスタルジックで、ゆったりとした時間とアンニュイな感じ。

作品のテーマは女のコ同士の恋愛です。
直接的な性描写はありませんが、漫画の中に登場する演劇シーンでは、時としてドキリとするような言葉も...。

「百合もの」と言えば男性作家がエロを目的に描くものが多かったと思うのですが、女性が女性視点で淡々と美しく女の子同士の性愛を描いたという意味で漫画界のエポックメーキング扱いになっているみたいです。

深夜枠でアニメ化もされていて、文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品－長編アニメーション部門－というものを受賞しています。

ＢＬがイケるなら是非同時にこちらも。

漫画というよりも、小説を読んでいるようなキモチになる作品かも知れない作品です。

女の子同士って、男子諸君のようにホモフォビア（ホモに嫌悪感を感じる人）にはなりにくい、比較的レズに対しての境界線が緩いと思うので、たいていの女子は嫌悪感無く読めます。

もちろん男性読者はドキドキしながら読んで下さい。
直接的な描写は一切ありませんが、単なるプラトニックラブＯＮＬＹなワケでも無いので、キワどいセリフがぐっと来ますよ。

るほど！この手があったか！　という感じの、近未来ロミジュリです。

近未来、少子化対策に「政府が結婚をコントロールし、１６歳になると結婚相手を斡旋してくれる」という近未来設定の１６歳の高校生達が「政府から斡旋された婚約者」と「その前に恋をした幼馴染み」との間で揺れる地味系男子高校生のお話です。

この作品はマンガボックス出身なので、無料公開されていたタイトルの書籍コミックス化なんですね？

少女漫画では無いので「この愛を貫く！」というロミジュリ展開に向かう可能性と、後から登場させた政府斡旋の婚約者の、タイプの違う両方の女の子（どちらもかなり美形少女）の両方を主人公に絡め続ける所が、男性作家（？）らしいと言えますが、これがなかなかどうして先が読めない。

上手いです。

随所にラッキースケベ的な展開があったりしますが、この先どうあがいても全員が傷つく展開ばっかり予想されちゃってて、なかなかハラハラします。

２巻あたりから入ってくる現行制度の説明的な会話も、ちゃんと萌える仕様になっていて上手い！　と叫ばざるを得ない。
上手いです（大事なことだから２度）

幼なじみの翔とつばさは、幼稚園時代からいつも一緒。　つばさ曰く、2人は今までずっと一緒にいたから自分たちは当然、両思い！と自信満々。
ところが、翔には他に好きな子がいて...という大どんでん返し状態に！

それでも諦めきれないつばさの押しで付き合い出すけど、翔からすればつばさはやっぱり幼なじみ。　なかなか恋人と認めてくれない翔に切なくなっちゃいます。

でも、ライバル登場でヤキモチを妬いた翔が放った言葉は・・・？

ええ～？　というスタートから胸キュンの展開が待ってます！　恋愛漫画はこうじゃなきゃ！　というお約束な展開もドッキドキ♪

沖縄を舞台にした王道の幼なじみLOVEはドキドキの宝庫です♪

「嘘」を描かせたら世界一なのでは！？と思わざるを得ません。金田一蓮十郎先生。

大学生の主人公・湊が女子高生コスで街を歩いていたら、嫌いな義理の弟・透と鉢合わせ！

誤魔化すために「女子高生みな」と嘘をついて話を進めていったらまさかの、彼女になっちゃった...なんて、どうするの？どうなるのこれ！！

ひとつの嘘がまた別の嘘を呼んでまさに嘘の掛け算状態。

まっすぐに「みな」に恋をする透が可愛くてしょうがない！と、読者が思うと同時に湊もそう思ってしまうからさらに増える悩み。

もう嘘のことなんか考えないでそのままイチャイチャしていて...と思ってしまうけどそうもいかない。

嘘をついた湊が悪いのかもしれない。けど、幸せになってほしいー！！と悶えどころ満載です。

ビッグコミックスのピュア恋・純愛物語が完結しました。

ただし作者は恋愛漫画ではなくてヒロインの成長譚として描いたそうですね。ですがほぼ終盤までのピュア恋が素晴らしかったのでこのページでご紹介。

高校２年陸上部のヒロインあきらちゃんが、コンビニ店長おじさん（１０円ハゲあり）の何気ない気遣いに惹かれ、片思い。

この店長おじさんが「冴えない中年男」と喧伝されるほど見た目は悪くなく、真面目で、でも人間関係にはあまり器用には振る舞えないタイプ。

この「真面目で不器用な主人公」という所が日本男子の共感をガッツリと持っていき、返す刀で「やっぱり真っ直ぐで不器用な少女」というヒロインが世界の男子の胸キュンをガッツリとさらっていきました。

お話は爽やかに淡々と、少し古めの少女漫画のようなテンポで進むのです。

あきらちゃんの陸上部の話、作家を目指していた店長の挫折の話、そして男の方が意識していしまう年齢差の問題。

一見クールに見える黒髪美少女がたまに見せる笑顔に老若男男が心臓を持って行かれましたね。

年の差の問題の外には問題が無さそうに見えた２人の出した結論を、最後まで堪能して下さい。

クールでスーパーなイケメン達にちょっと飽きたらこちらがおすすめ。
シャイで優しく友達想いな鬼瀬君。　
シャイが行き過ぎてずっと想いを寄せてきた彼女に「結婚を前提にお付き合いさせてください」とイキナリ告白!!!

その恋の不器用さの瞬間風速の凄さに思わず納得・・・はできず。　
大丈夫なのかぁぁぁぁぁと心配で読み進めてしまいます。

恋に焦がれるシャイボーイで心優しい男、鬼瀬君と主人公の甘酸っぱさと不器用な恋のバランスがとても良い感じで描かれています。

絵柄もやわらかくて、読んでいてとっても癒されるお話です。

私立黒主学園は一般学生が通う普通科とエリートで美形だけが通うことのできる夜の部（ナイト）クラスが存在する不思議な学園。

ヒロイン黒主優姫は普通部の高校生にして黒主学園の理事長の養女。
学園の秘密は何も知らされていないまま学園を守る守護係（風紀委員）を任されていた。
そして夜間部のクラス長玖蘭枢（くらん　かなめ）とは義理の兄弟にして、許嫁という関係。

普通部の学生は全く知らないことだが、実は夜間部は全員吸血鬼（バンパイヤ）ばかりだった！！
人間とバンパイヤを共生させる学園で展開する不思議な学園が展開していく。

奇想天外の設定に飽きることのない展開の学園ホラーにして恋愛コメディー。
どんどん絵が上手になっていく上にアクションの描写も少女漫画離れしていて、ゴシックホラーとラブコメ要素を上手く取り入れた良作。

テレビアニメ化もされた樋野まつりの出世作です。

こちらは男性作家による兄妹モノ。

失恋した耕四郎さんが再会したのは妹。　小さな時から親の離婚で別々に暮らしていた、１４歳の年齢差があるふたりです。　その再会からはじまった「恋」。
兄と妹...でも性別は男と女。

純粋ピュアな妹の「お兄ちゃんが好き！」その言葉からふたりの関係は急速に変化していきます。

イブニング掲載なので、少女漫画のように禁忌な恋愛のファンタジーにするよりもタブーな関係のリアルな側面を真っ向から描くことで、最初から問題作となることを狙った感じです。

個人差はあると思いますが、ラストシーンは賛否両論。
叩く人と擁護する人。どちらも本作から目を反らせられなかったようです。

と、同時に結婚しない男女の秘密のようなものを知ってしまったような気もします。

女子高生の妹がとっても可愛いけれど２８歳の兄がオッサンぽい絵柄なのも物語のリアル感に繋がっている気がします。

携帯依存気味の内気な少年「榛名 優」は転校先の学校で今時携帯も持たない少女「秋月風夏」と出会う。
風夏はどことなく風変わりだが、さわやかで謎めいたところのある少女だった。

あるとき優は小学校のころ幼馴染だったアイドル歌手の「氷無小雪」とツイッ一ターでつながる。
そしてそのアイドル「小雪」をキッカケに風夏は幼いころからあこがれていた音楽への道を歩みだすことを決意して優と一緒にバンド活動を始める。そして...。

二人の少女の間で漂いながら成長する優と風夏、小雪をめぐる３人の恋の物語に見えてまさかの急展開。
タイトル名が刺さります。

これは二人の才能ある少女によって開花される少年の物語なのです。

『君のいる町』『涼風』と連続で恋愛漫画をヒットさせてきた瀬尾公冶の、高校生純愛マンガの新境地です。

中学時代に女子からハブにされた過去がトラウマで、高校ではガサツなキャラを演じていた双葉。
だが初恋の人・洸と再会したことで自分を見つめ直した双葉は、再び彼に惹かれていくが......。

高校生たちのストレートな衝動と青い春っぷりに、大人女子もグッとくること確実の恋愛マンガ。
高校生活にとっては恋愛も大切だけど、友情だって重要ポイント。
ハラハラさせらられる展開は絵の上手さと相まって目が離せません。

テレビアニメ化、映画化発表と同時に６００万部の累計売上！の、人気の秘密は綺麗な絵と心理描写のリアルさだと思っています。
とっても良い恋愛漫画です。

「頭の悪い女は嫌い」とバッサリ切り捨てられた所から始まる、めげないヒロイン琴子のドタバタラブコメディです。

最初こそ不可抗力で始まる同居生活ですが、一生懸命で真っ直ぐな行動力が裏目に出る琴子のおかげで周囲は大混乱！

そのたびにフォローしたり、逆にフォローされたりしているうちに、お相手の入江君も琴子について見直す事に･･･そんな数々のシーンごとに「琴子もうすぐだよ、もうすぐ両想いだよ」と精一杯の応援をしながら読んでしまいます。

入江君の弟や、琴子の友達、お父さん・・・個性的な面々もいいキャラ揃いで話を盛り上げてくれます。

中でも孫欲しさにいろいろ画策してくる入江君のお母さんのキャラクターがとにかく強烈で最高！！

トラブルメーカーの琴子を巻き込みながら右斜め上を行く行動力がもう素敵です。

作者が亡くなってしまって、未完なのが本当に悔やまれますが、それでも十分楽しめます。

しいて言えばこの琴子と入江君のストーリーがサザエさんのようにずっと続いて欲しかったことです。

続きが一生気になる、少女漫画界の名作中の名作。イタズラなkiss最高！！

いつもラブコメでは必ず上位にランキングされる名作！ぜひ！

172cmのヒロイン・リサと156cmの敦士、身長にコンプレックスを持つ凸凹コンビの2人。
お互いの身長をネタにいがみ合ってたのがいつの間にか...。

随所で本当に笑える学園ラブコメで、関西弁のノリが良く「オール阪神巨人」と呼ばれる凸凹コンビ二人の掛け合いだけでも腹筋が鍛えられます。

巻を追う毎に胸キュン要素増えてきて、だんだんキャラも増えてきて、ほんの３年なのに仲間って良いな～。

個人的に好きな小池徹平くん主演で実写映画化されたことでも話題になったので終わっても記憶に残ってるマンガになりました。

全１５巻と長編ながらも、２人の高校卒業でお話しが終わるまでの期間限定ストーリーなので全巻読了後の余韻が凄い。

誰が読んでも幸せになれること請け合いです

『夏目友人帳』の緑川ゆきの、文庫読み切りのちょっと不思議で切ない切ない恋物語。

山の神様が住む場所に迷い込んでしまった少女蛍と不思議な少年のお話なのです。

触れることもできないふたりが織り成す恋。　告白もなにもない彼らの恋に、読み終わった時に大切な時間を思い出せてくれるように感じます。

この文庫にはそのほかにも3篇の作品が収録されています。　どれも短編ですが、ギュッと詰まった心に響くストーリーです。

季節の移り変わりを綺麗に描写する中で、予感とラストにジワッときます。
日本の素敵を感じることができる漫画でもありますね。

普通の優しげな恋愛モノを装った絵柄なのに、実はＳＦ的な問題をふくんだ複雑さが胸キュンなラブストーリーです。

7歳年上の優しい（近所の）お兄ちゃん、千遥（ちはる）くん。主人公の絃（いと）はそんな千遥が大好きだった。
でも、実は千遥の寿命は1年しかなくて、特効薬が完成するまで人工冬眠することに。

7年後、晴れて千遥の病気は治り目を覚まします。ずっと年上だったお兄ちゃんが絃と同い年になって、同じクラスに…。

冒頭から泣かせます。上手い。この設定に感心しつつ、不思議な感覚で読み始めました。

絃は千遥への恋愛感情を抱くけれど、千遥としては当然まだまだ小さかったころの絃の感覚が抜けません。この辺りの2人の間のズレが、ストーリーに良いスパイスになっているのです。

小学生の頃から絃が好きで絃をいじめていた弥太郎も同じクラスで、絃と千遥との三角関係も見どころです。

千遥のかつての同級生が学校の先生になっていたり、就職したりして、自分だけ置いてけぼりになっている感情とかも、この設定ならでは。
とても上手く描けているなぁと思います。

どのキャラも憎めないところが個人的には好きだし、セリフやモノローグも上手で、すごく心に刺さる作品です。

パンチが効いていてハマります。
このノリ...この微妙～なキャラたち...愛すべき変人てんこ盛りに、もう、噴出さずにはいられません。
牛乳とか飲みながらの読書NG。ご法度です。鼻から牛乳は間違いないですからネ！

割烹着がお似合いの住子さまの辛辣なお言葉にキャラは、とにかくステキ。
ああ、ワタクシもこういうお方になりたいですわ。と思えます。

そして、作品はとにかく人間観察眼がすごいって言うか、とくに女性の本性的なモンがよく描かれていて...ON/OFFが妙にリアルで...イイ感じです。

キホンは男のコ向けのハズなのに、女のコというかお姐さん世代にとってもツボだと思います。

チマチマ心の距離ではなく、ダイレクトでわかりやすい表現がマジいいスッ。
スカットと笑いたいときにおススメですヨ。

中村明日美子のピュアで秀逸な恋愛短編集。　これは新宿から江の島や箱根まで伸びる東京の小田急電鉄の駅や列車を舞台にした連作なのです。

鉄道モチーフとはいえ時刻表ミステリー的な展開は全く無く、中村明日美子らしい捻りの効いた胸キュンなストーリーが詰まっているが特徴です。

女子高生スリがロマンスカーでターゲットにしたのは弟に妻を奪われた男だった「浪漫飛行にのっとって」や、男運の悪い2人の女性が終電後の片瀬江の島駅で不思議な邂逅を果たす「夜を重ねる」など、どの作品も再読に値するキラキラしたお話ばかり。

小田急電鉄の大ファンだという作者だけに時折ウンチクもインサートされますが、いわゆるコッテリした鉄ヲタ臭は皆無なのでご安心を。

ただし小田急線がわかると「あの駅名ね！わかるわーそう聞こえるよねー」と言った小ネタが痛快に思えるという利点はあります。

15年前、会社を追われ全く冴えない28歳の男。しかも女性経験無し！
とりあえず上田敦は女性経験をとある場所でしようと決意した直後に警察から電話が！
友人が殺人犯で刑務所に！？　え？　赤ん坊がいる！？？　鈴ちゃん？　どうするの！？？

そんなワケで女性経験無し！のまま、パパ＝たーたんになりました。

本作はその拾われた鈴が中学3年生の多感でなお年頃になって、父親と信じているパパとの家族の揺らぎを実にスリリングに読ませてくれる「一見温かなファミリー漫画。その後の展開次第でどうなるか不明」な人間ドラマです。

ヒリヒリコメディ、と銘打たれている通り、心理描写が上手い！そして展開が楽しみ！です！

「ラブアラーム」というケータイアプリができてからというもの、告白することがなくなってしまった世界。
ラブアラームは半径10m以内にいる人間の自分に対する恋心を感知できるので、お互いにラブアラームを鳴らすことができれば両想いが分るのです。そんなラブアラームは次第に社会現象にもなっていきます。

主人公のジョジョは、いとこのくるみの家に住まわせてもらい、そこでバイトしながら高校に通う苦学生。
そんなジョジョが女子生徒からとても人気のあるヒカルくんと、お互い惹かれあっていきます。

しかし、くるみもヒカルくんが好きで、ジョジョを目の敵にしていたり、ラブアラームの新機能やオリジナルの機能によって振り回されるジョジョとヒカル。

ジョジョがヒカルくんを好きでも、付き合い続けられない状況になるところはぐっと胸に来ます。ジョジョの過去やヒカルの状況などを丁寧に描いているので、キャラクターに共感できて親しみもわいてきました。

ただ、ヒカルの友だちの怜とジョジョの関係など、みんながハッピーで終わらなさそうなところが切なくてラストが心配です。

”仏語。 人間がかかる一切の病気。 人間のからだは地・水・火・風の四大(しだい)が調和してできており、その調和が破れると、四大のそれぞれに百一病が起こり、合わせて四百四病と数えるもの”　引用wikiより
じゃぁ、それ意外の病って何？？？？？

救いようもなく、君に恋した──　ダメ教師を一掃すべく、ある高校に派遣された浅尾モモ。ターゲットの森野は、王子様のような外見とは裏腹に悪い噂が絶えない問題教師だった。出会ってすぐに数々のトラブルに巻き込まれたモモは…!?(アマゾンより引用-リンクは表紙画像から)

“いくえみ綾が描く、底無しＷ不倫。「私はいつかきっと罰があたる」　占い師は、中学生の美都（みつ）にこう言った。「二番目に好きな人と結婚するのがいい」　医療事務として働く美都は、飲み会の帰り道に想って想って想い続けた初恋の人・有島（ありしま）に再会、男女の仲に。しかし彼は既婚者で、美都にもすでに優しい夫がいて───。美都と夫、有島と妻。四者四様の視線と思惑が交錯する、出口なしのマリッジライフ。(アマゾンより引用-リンクは表紙画像から)”

「ラブアラーム」というケータイアプリができてからというもの、告白することがなくなってしまった世界。
ラブアラームは半径10m以内にいる人間の自分に対する恋心を感知できるので、お互いにラブアラームを鳴らすことができれば両想いが分るのです。そんなラブアラームは次第に社会現象にもなっていきます。

主人公のジョジョは、いとこのくるみの家に住まわせてもらい、そこでバイトしながら高校に通う苦学生。
そんなジョジョが女子生徒からとても人気のあるヒカルくんと、お互い惹かれあっていきます。

しかし、くるみもヒカルくんが好きで、ジョジョを目の敵にしていたり、ラブアラームの新機能やオリジナルの機能によって振り回されるジョジョとヒカル。

ジョジョがヒカルくんを好きでも、付き合い続けられない状況になるところはぐっと胸に来ます。ジョジョの過去やヒカルの状況などを丁寧に描いているので、キャラクターに共感できて親しみもわいてきました。

ただ、ヒカルの友だちの怜とジョジョの関係など、みんながハッピーで終わらなさそうなところが切なくてラストが心配です。