アックスの漫画104作を新刊順であわせて読みたい特集と著者関連作も(2ページ目)

◎第19回アックスマンガ新人賞選考結果発表
審査員/林静一、南伸坊、しりあがり寿
佳作/「東京アンジュレーション」マイケル・オブティン・マダディ 準佳作/「日々だよ」石原丸

◎杉作J太郎監督「チョコレートデリンジャー」映画公開開始記念・ふんどしのはらわた拡大版

惑いの時代を生かされているわたしたち日本人の根底にふれる〝たましい〟の物語。 収録作品「善光寺巡礼記（ビリーバー 信者）」「犬童平介裏暦絵日記」「犬童平介裏暦絵（ダキニ編）」「クモマッカシッケ」「インスティゲイター（教唆者」 付記「十干十二支」「旧暦」「九星占い」「山内丸山」

つげ義春、さいとう・たかを推薦！ 2011年、カンヌ映画祭「ある視点」部門にノミネートされ、 大きな反響を呼んだ「TATSUMI」（エリック・クー監督作品）の 原作短編をはじめとする辰巳ヨシヒロの代表作を収録！ ◎「エリック・クー監督の采配が大へん楽しみだ」──さいとう・たかを ◎「今後の辰巳さんの活躍はさらに期待される」── つげ義春

平和そうな日常に異物をブチ込め!　欲望をさらけ出せ!7ページ、4ページ、1ページマンガをギュギュッと1冊に収録。

みんなが大好きなこの世界、さっさと終わってしまえばいい暴力をふるわれても何の反応も示せず、誰ともしゃべらずに、ただ毎日を死んだ目で送るしかない中学生男子の姿を描いた傑作青春マンガ。2015年、映画化（監督：加納隼、主演：清水尚弥）に合わせ新装版を刊行！

永らく品切れだったシマトラの初の単行本『ラスト・ワルツ』が、新装改訂版で再発売!!2000年、「エンリケ小林のエルドラド」で第3回アックスマンガ新人賞佳作入選。しかし、それは壮大な物語への序章に過ぎなかった。2002年、処女作『ラスト・ワルツ』でその全貌を現した“語られざる人生"“見えない物語"…。語られていない歴史の圧倒的な沈黙を題材に、マンガのストーリー性への回帰を行ったその希有な才能に驚愕! 2014年、装いもあらため、著者による解題も収録。5頁にも亘る解題は、何にヒントを得て物語を紡いでいったのか、ネタバレ覚悟でご披露。ファンならずともSFマンガに興味のある方にもお勧めの一冊! ◎帯文:とり・みき

「長編を描きませんか」…手塚治虫の言葉に導かれ、大阪日の丸文庫からマンガ家デビューした少年・勝見ヒロシは、松本正彦、さいとう・たかをなど同期の作家との交流を通じ切磋琢磨する中でいつしか「マンガではないマンガ」を目指し始める。手の追随ではなく、発展、継承――コマと時間のシンクロによって現代のマンガ表現に大きな影響を与えたルーツ・オブ・オルタナティブ・マンガ=劇画の勃興期を活写し国内外で絶賛された大作、前編。

水木しげる、つげ義春両氏絶賛!!
「つげさんの『紅い花』にはビックリしましたが、アンタ、この勝又進、『桑いちご』にもオドロキました。オモチロイ！」…水木しげる
「久しぶりに優れた作品にお目にかかり、嬉しかった。ぜひ一度読んでいただきたい、と切に願わずにはいられない。劇画を見る目が、きっと変わるはずである」…つげ義春（「カスタムコミック」1980年3月号より）
70年代末~80年代初頭にかけ『漫画ゴラク』『カスタムコミック』『ばく』他に発表された作品群をセレクト。つげ義春も激賞した『桑いちご』（日本文芸社）収録作品に単行本初収録作品を加え、劇画家としての勝又進の真価を問う。解説：呉智英

大都市東京が、大地震でも津波でもなく、たった一本の巨樹「ジャカランダ」によって一晩で壊滅!
崩れ落ちるビルの瓦礫の下敷きになり、広がる火の海の中で死に絶えて行く人、人、人。
阿鼻叫喚地獄と引き替えに誰が一体何を与えたのか…。
絶体絶命の大都市、生き残った人々は何を見据え、どんな行動を起こせばよいのか。いやその前に全てをなくしたとき、何を選択すべきなのか、その答えは????
「あの日」以前に描かれていた傑作が、いま一度「人類再生」の姿を模索する必読の書、再び刊行!!

生命の誕生と進化
人類の進歩と調和
ユートピアの繁栄と衰退
全ては今日のこの為に
あったんだよ
10年にわたって描かれてきたツノ病シリーズ完結編。
毎日パトロールをかかさず科学的忍者力で地域を守る科学忍者隊。
そんな隊長と科学忍者くんのゆるやかで不思議満載の日々に忍び寄って来たある策略とは?
描き下ろし短編、4コママンガ収録。

「テレビがなくたって、洗濯機がなくたって、人間は充分幸福な生活が送れるんです※」──勝又進 「被曝労働をする者がいなければ、原発を回して行けないのなら、本来彼らはたとえ“フクシマ･フィフティ”でなくとも、もっと優遇され尊敬されてもいいはずではないのか」阿部幸弘（解説より） 　郷里東北の土俗的な生活と人々を描き、2006年に日本漫画家協会賞・大賞を受賞した勝又進が、綿密な取材のもと、原発ジプシーの実態を捉えた異色短編二編を巻頭収録。 　大学院で原子核物理を学び、早くから原発の危険性を認識して福島第一、第二原発をはじめとする各地の原発を取材。「原発はなぜこわいか」「脱原発のエネルギー計画」（いずれも高文研）の挿絵を担当するなど、地味ながら一貫した活動を続けていた著者の作品の中から、短編9編をセレクト。土俗的作品、私マンガ的作品とそれぞれ異なる作品傾向の中から浮かび上がる勝又進の精神の軌跡を追う。 ※『「COMICばく」とつげ義春』夜久弘・福武書店・89年より

人類滅亡を企む謎の一味に敢然と立ち向かう正義隊。ケズルが走る! 元子の跳び蹴りが炸裂する! 増頁&ピンナップ付きで更にパワー全開の第2弾! 正義隊ヤバイ!!! ◎帯文: 大竹伸朗

人間の耳には足裏に匹敵する無数の「ツボ」があるというーー
「梵天」の耳かきで耳をかかれた者には〈健康〉
「ドクロ」の耳かきで耳をかかれた者には〈死〉を…。
どん底の生活から抜け出すために「耳かき」による暗殺集団に加入することになった男、サミュエル。
しかし彼はやがて暗殺集団「黒い綿棒」に狙われる事に!!
耳かき仕事人・サミュエルの運命やいかに!? ◎帯推薦文: ピエール瀧(電気グルーヴ)

そんな格好じゃ 相手も帰るわそれでも彼は待ち続ける、いつまでも……。山高帽に蝶ネクタイ、派手なズボンで片手にチューリップ。そんな姿で誰かを待ち続ける紳士の滑稽でひたむきな物語。描き下ろし2本を収録。

人間にはそれぞれ決められた死に神がついている。
その死に神が住む世界へ突然引っ張り込まれたふたりの少年。
死に神が持つ「魂の事典」が何者かに破られ、その失われたページを探す旅に出る少年二人と死に神二人、それに謎の妖精ピエール……。
ページを破った犯人は誰なのか、嘘をついているのは誰なのか、そしてタロットカードが意味するものは何なのか!?
「魂の事典」をめぐって物語が連鎖する。
善か悪か、友情か…。
これって一体誰の罠?
シュールに加速する一本道の果ては!?
ゲーム世代が全編448ページ描き下ろしでお贈りするシリーズ「奇的」の第三弾はポケットサイズ!
ロールプレイングゲームで見つけた「魂の事典」の秘密はどんどん大きくなってゆく!!

これは夢の中の出来事? いや違う、だって……、地盤竜の化石も鳥の実もマッシュルームガーデンも…全部記憶にあるんだ。眠りから醒めてもまだ続く水色炭酸水の泡のはじける音は、また僕を異次元の世界へと誘い込む……。 2004年、第6回アックスマンガ新人賞にて〝本秀康個人賞を受賞しデビューした著者が、独特の世界観で描く異次元SFファンタジー作品集!!◎描き下ろし「SWITCH」14頁収録!◎帯文:本秀康

さよなら、ぼくらの青春の光と影。1984-1989ザ・ベストテン、ベータ対VHS、グリコ森永事件、キツネ目の男、夕やけニャンニャン、日産Be-1、便所の落書き、阪神優勝、ホンダCBX250、のりピー音頭、ディスコ、電電公社民営化、ロス疑惑、酔拳、ファミスタ、瓶のコカコーラ、リゲイン、三浦和義、ノルウェイの森、カウチポテト、バブル、オレたちひょうきん族、アッシーくん・めっしーくん、聖子ちゃんカット、テクノカット、ワンルームマンション、タケちゃんマン、日産シーマ、熟女、24時間戦えますか?、尾崎豊、元気が出るテレビ、サラダ記念日、黒電話、アダルトビデオ、新日本プロレス対UWF……という時代の人妻マンガ。

「だれもが悲しいのなら……人はなんのために生きてきたのか……」
家族を捨てた父、母の狂気、祖父の死……重い十字架を自ら背負い、けなげに生きる少年・土門健。苦難をはねのけ、彼が目指す「理想の村」の行方は……。
「ジョージ秋山捨てがたき選集」第7弾。75年の単行本化以降、一度も復刊されなかった一番の問題作、36年ぶりの復刊!
(1971～1972年、集英社『少年ジャンプ』連載)
監修&巻末ジョージ秋山インタビュー:大西祥平
上巻ゲスト解説:呉智英

ガール・デバイス～目次より一部抜粋～ ◆ロケットガール ◆バードガール ◆ドッグガール・・・など他にも多数あり。

「大人気ない大人の大物が描いた、大人に役立つ、大人気ない漫画の傑作!!」ー根本敬(帯文より) 『わしズム』に掲載された「みうらじゅん劇場」を中心に収録。愛嬌と哀愁、強さと弱さ、気高さとマヌケ、ダサさとエロ…、人間の要素全てを兼ね備えたスペシャル混合キャラ「ドチャック」が、高速で変化する庶民生活の中で取り残されていく土着についてそれなりに鋭く追求!? また巷に溢れるゆるネタを類い希なる才能で浄化させ、人間の愚かさを知らしめる問題作満載。一見ギャグに見えるが…、いや一見ではなくこれがギャグの神髄! ※描き下ろし8頁「これがドチャックのひみつだ!!」

ボーリング場を探しに、荷物を受け取りに、セッケンやタワシを買いに、お散歩に、街を歩いて歩いて、出会ったものとは?絵本作家、マンガ家として活躍する田中六大待望の漫画単行本。帯推薦文/ますむらひろし

2001~2003年、「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)増刊「新僧」に連載され、一部読者の熱狂的支持を受けながらもなぜか単行本化されなかった超絶カルトマンガ、遂に降臨!! 「唯一無二の面白さ を楽しんで欲しい」(山田芳裕) 読み返していくとふと気がつく。このマンガはギャグじゃない。いや、コメディですらない。これはツギノツギオという作家が、アスリートのように自分を鍛え上げ、何度も発生する暴発事故の連続の中で「オレ内部」の魔物を捕獲し続けていく狩りの記録でもあるのだ。(大西祥平・解説より)

「本人ーhon-nin」に連載され、大好評を博した作品及び描き下ろしを含む他2作品を収録。現代を爽やかに生きる神様達が、ロクでもない神通力で人々を助けるどころか地獄に突き落とす。「チョチョリーナ!!」は神様の気合い、しかし救いを求める人間にとっては悪夢の雄叫び!とんだばやしロンゲがお贈りするギャグメガ盛りの怪作!!　巻末企画ページでは、読者?が考えたマイ神様も掲載。◎帯文：根本敬、みうらじゅん

どんなに時代が変わろうとも、人の出会いや別れの裏には、言葉では語り尽くせない激しい感情と物語が潜んでいる。ささやかに生きることの尊さを知りながら、なぜこうも人は〝魔〟に魅せられてしまうのだろうか…。中世を舞台に、人の来し方行く末を見守り、生きる力、そしてあの世への旅立ちを静かに見送る不思議な力を持った橋守は、人の背負った苦しみや悲しみを、解決よりも〝解放〟へと導いて行く。現代人が見失ったしなやかな逞しさにあふれる傑作!◎解説:田中貴子 (国文学者)◎タイトル文字:遠藤ミチロウ

「この戦争もいつかは終わる。次の世の中がどんな世界になるのか見届けたい。」 太平洋戦争末期、沖縄──悲惨すぎる現実を題材に、抑制された展開でその奥にある真実を捉え、比嘉慂の原点となった“幻のデビュー作品集”、遂に復刊！！

70年代も終わり。そんな頃ーー福々軒のウエイトレス、カナエカナコはコミュニケーション能力ほとんどゼロ。そんなカナコと、わりと人生下手、かもしれない人々による、ペーソスあふれるキュートなボンヤリ物語。ヒネヤ商店街は、今日もにぎやか。

おスナック通い苦節20年、お東陽先生が身銭を切って開拓したディープな世界を、ほとばしる煩悩で描いたシビレるお漫画49本!!
シアワセのレモンサワーでふにゃらいで、
しんみりと味わう昭和の憩い…。
ユメもチボーもないけれど、
行けばオアシス歌えば楽し。
おスナックの灯りよいつまでも!
おムード歌謡の灯よいつまでも!!
◎三大おサービス企画収録!
東陽片岡コラム「メッタメタおスナック歌謡道講座」
「グレース」美人ママインタビュー
最長老の〝流し〟新太郎さんインタビュー